サイディング外壁を縦貼りにする場合は特にですが、幕板の位置を確認しないまま施工されてしまうことがないようにしたい部分です。
一般的な外壁メーカーのニチハやケイミューなどでは、納品サイズが決められており、多くは45センチ×役3メートル。
7メートル以上の一本外壁もありますが、こちらを選ぶ際には、敷地に大型トレーラーでの搬入を余儀なくされるため、新たにオプションの別料金がかかる場合があるので注意!です。
私たち主婦は予算に敏感ですよね?
さて、外壁を縦に貼る際には目地ではなくぐるりと専用の幕板が入ります。
写真は施工の流れです。
縦の外壁のサイズが足りず、一番屋根に近い部分に継ぎ足すような形になっています。
外壁は建物の高さ、屋根勾配の角度などによってもそれぞれに差が出ます。
外壁材のサンプルやカタログだけで決めるのではなく設計や工務担当にしっかりサイズも確認しましょう。
横貼りであれば幕板は必要にならなくても、縦の継ぎ目に目地が入ります。
この貼り分け方が材料のサイズに合わせた施工で、特に南側がセンター貼り分けなどにならないと、見た目があまりよく仕上がらないこともあるのです。
今回の写真のように縦貼りなら幕板で上下でおさまるとイメージしていても、施工してみると上が足りなくなったということがないようにしたい部分です。
あくまでもサイディング外壁は横貼りであろうが縦貼りであろうがつぎはぎに施行されます。
最近は性能も上がり、前より随分きれいに繋がるような材料になりましたが、どうしても継ぎ目に目地が入ってしまう部分が出ます。
これが塗り壁やタイル壁とは違う部分。
もちろん、気に入ったサイディングを使いたいという要望があれば別ですが、目地の入る場所、色、コーナー材も含め、外壁は家の顔ですから、しっかり部材選びをしたいですね。
次回は今回と同系色の外壁で、サイディングの横貼り施行例と最近人気のあるガルバニウム鋼板の違いを写真で比較していただこうと思います。
また、目地についても様々。
別の写真で確認して行きましょう。