今日は不動産屋さんと一緒に藪塚町の土地調査に行き、現地の視察と太田市役所で土地に関する情報を調べて来ました。

高台の眺めの良い場所にあるお土地。
きれいに整地されていましたが道路から1メートル以上GLが下がっており、ぐるりと囲まれた擁壁の傾斜角度は深めでした。

午後は太田市役所に移動して、建築指導課、都市計画課、道路整備課など様々な部署を回って規制関係を調べて行きます。

こちらのお土地は非線引き区域。
3000平米以上で必要な開発許可も、今回は1000平米にも満たないので要しません。

既存の水道の引き込みもされていたのですが、太田市役所の向かいに建つ水道庁舎で聞いてみると、古い水道管なので新たにアスファルトを剥がして引き込みにするよう指導を受けました。

こういう事例、とても多いです。

今回のケースはまっさらの更地に30年前に新規で引き込み、そのままになっていたので少し異なりますが、もともと建物が建っていたケースなどでは、建物を解体してお土地を更地にすることがあると思います。

そのようなお土地を買おうか検討する際、既存の水道が残っていることが多いので昔の管を使用して給水工事費用を安くできると思いきや、本管のつなぎから掘り返して新たに変えるだけでも予算がかさむような場合が多く見られます。

業者さんに年数がどのくらい経過しているかはきちんとチェックしてもらうことが大切です。

また、こちらは擁壁の高さが2メートル以上で角度も30度以上を超えるため、急傾斜地のがけ地に該当しますが、幸いにも既存の擁壁には昔の建築資料と確認申請が残っているので、擁壁の境から10メートル後退という、建物の規制はかからないとのこと。
これは一応は原則で、きちんとした擁壁設置と確認を経ればこの限りではないわけではありますが、仮にも適用されてしまったら建物を建築できるとはいえ、土地の中央あたりに小さく建築するしかなくなってしまうわけで一大事。

今回は新たな許可や届け出もないお土地で胸をなでおろしたところです。

しかしながら場所柄やはり太陽光用地としての用途がメインとなるか…

そのため電柱番号も確認です。

現地に行くと予想通り、もう少し坂を上ったところにも太陽光用地に使っているお土地がありました。

いやはや、今日は土地を探し当てるのには苦労しました

GoogleやYahoo!地図にも地番が出てこないお土地だけあって、なかなか現地を見つけられず、同じ道やら隣の道やらと、目印になりそうな地番で何度も検索しながらぐるぐるしていましたが、何とかたどり着くことができだ時はホッとしました。

GPSって素晴らしい…

一昔前、私が若い頃の土地探しはゼンリンと公図だけ。
現地へ行くまでの地図のコピーを蛇のように連なり貼り合わせて大変な時代でした。

しかも新たな分譲地の地番や付近に建物がない場所ではとにかく見つけづらい。

今は困った!迷った!でもこのGPSにたくさん助けられています。

昔の土地探しに比べれば今は夢のようですね。

明日以降は群馬の地元をよく知る方にもご相談し情報を集め、いろいろなケースで検討しながら調査報告書の作成を始めようと思います!