今月2日にいらしたお客様は一年半前にお家の設計から携わせて頂き、お引き渡ししたご家族!お庭の追加工事のご相談を受け、私が前段階でご要望をお伺いした後、先日業者さんと現地立会い打ち合わせを致しました。

一番の要は玄関屋根とカーポート周り。
こちらのお宅はお客様のこだわりである四角いシンプルなフォルムにこだわって作ったお家です。

実は、あえて玄関に屋根を付けませんでした。

雨の日の想定はもちろんありますので、屋根を付けるかどうか、ご提案の最中から工事中に至る最後までご確認を繰り返した結果、お客様の出した答えはやはりデザインを優先させ、屋根は付けないとの判断になったのです。

『しかし時が経つにつれ、不便なこともあるかもしれない!』

私はあらかじめ将来の予備プランを考えていました。

屋根にもよりますが、特に柱や壁などの支えのない突き出し屋根を後で取り付けようとする場合、外壁に留めるには重さによる負担が1番かかります。
外壁は種類によっても留め方が様々で、レールなどの金具留めのものもあり、後から屋根を付けたいと思っても取り付けができないこともあるのです。

こんなことがないように、私は新築工事時に現場監督へ【屋根を取りつけられる下地】を外壁の下に入れておくことを指示しておいてありました。

ですので、今回のように

『やっぱり屋根が付けたい』

というご要望があっても、たとえ選ぶ商品が荷重のかかる突き出し屋根であっても取り付けできるようになるわけです。

まさにあらかじめの想定のあるなしが重大な分かれ道!

私の指示が功を奏しました。

今回の現場打ち合わせでは、業者さんを筆頭にその他諸々、配線を追加して外照明を増やしたり、お庭側のご要望もあります。
予算内でご希望をどう叶えていくか、数ある商品の中からどれをチョイスしていくかを業者さんと連携して検討しながらプランニングに参加していきたいと思います。